指導巡回車にドラレコ

JAあづみ
ドラレコを取り付ける職員
ドラレコを取り付ける職員

JAあづみは果樹の盗難抑止に向け「ドライブレコーダー」の活用に乗り出した。7月27日、安曇野市堀金烏川のJA広域営農センターで営農指導員が乗る指導巡回車3台にドラレコを取り付けた。地域ぐるみでドラレコを活用し、精力的に防犯活動に取り組むJAあづみ青壮年部小倉支部からの要請に応えた。
盗難事件が発生した場合、録画した映像を警察に提供し、捜査に役立ててもらう。今後、搭載台数を増やし盗難から果樹と生産者を守っていく方針だ
JA営農経済事業部丸山修一部長は「この取り組みが少しでも広がり、果樹の盗難防止に繋がれば」と話した。
昨年9月、県内で果樹の盗難被害が相次いで発生したことを受け、同JAあづみ青壮年部小倉支部は果樹盗難対策の一環として「ドラレコ」を地域の希望者の車に取り付けた。機器本体は本人負担。工賃は部員らが取り付けたことから無償。
同支部は車に搭載した住民らと「オグラドラレコネットワーク」を組織。安曇野警察署と連携し、盗難発生時には、発生日時や場所といった情報をメールなどで会員に周知。会員は、不審者が写っているなど関係しそうな映像があれば、任意で警察署に提供する。
また、取り組みをPRするため「NO MORE 果実泥棒」と描いた看板もJA小倉支所に設置。園地の防犯カメラや活動周知のため開設したホームページと併せ、抑止力を高めていた。
「オグラドラレコネットワーク」発起人の古田然さん(35)は「一緒に守ってもらえるので頼もしい。搭載台数が増えれば抑止効果が高くなる。この活動がさらに広がって欲しい。」と述べた。

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