JAながのでは早生品種りんごの出荷が管内各地の共選所で始まっている。7月29日、長野市若槻東条の丸長荷造所では今シーズンの選果作業の初日を迎えた。生産者らが持ち込んだ「夏あかり」「祝」種を従業員がひとつひとつ手に取り傷など無いか確認し、光りセンサーを搭載した選果機でサイズ、糖度を測り箱詰され、関東・東海方面へ合計120ケース(1ケース5キロ)を出荷した。同荷造所では主にりんごの選果を行い、年間8万ケース(1ケース10キロ)の出荷を見込んでいる。
「夏あかり」は長野県生まれの夏を代表するリンゴで、程よい酸味とシャキッとした食感が楽しめ、大きさはテニスボール位で小ぶりなのが特徴。
同荷造所の小島康正所長は作業開始前従業員に対し丁寧な選果作業を呼びかけた他、「安全第一、事故が起きないよう注意を払って作業を行って下さい」などと話しかけた。
早生種の出荷ピークは8月上旬に迎え、以降、「秋映」「シナノスイート」などの中生種から「ふじ」などの晩生種にリレー出荷され12月上旬まで続く。JA管内全体で180万ケース(1ケース10キロ)の出荷を見込んでいる。