三穂盛年の会は20日、三穂小学校の全校児童およそ80名が参加し、同校近くの圃場で4月に種まきをしたトウモロコシの収穫を行った。同会のトウモロコシの食育は今年で5年目の取り組み。
三穂盛年の会代表の木下清文(きのした・きよふみ)さんが「トウモロコシは髭の数だけ実がなっており髭が茶色で先端に実が詰まった大きいものが美味しい」とトウモロコシの選び方を指導。児童は1年生から6年生までが一緒になった「なかよし班」ごとに畑に入り、6年生が下の学年の児童の面倒を見ながらにぎやかに収穫作業を行った。
1人3本ずつ収穫した児童は「大きいのが3本採れて良かった」「トウモロコシを採るときのパキッという音が面白かった」と笑顔で話した。
同会代表の木下さんは「何回か経験している子供が多く、慣れていて手早く収穫ができた。上の学年の子が下の学年の子をしっかりサポートしていて微笑ましかった。とうもろこしの収穫量が少ないのではと心配したが、たくさん実っていてよかった」と話した。
同校の原田邦彦(はらだ・くにひこ)校長は「毎年恒例の活動で、児童たちはトウモロコシ作りをとても楽しみにしている。トウモロコシの成長を通して"自然の中で見て、触れて、確かめる"という貴重な体験ができていている。収穫したトウモロコシを持ち帰って家族といただけるのもうれしい」と話した。
前日には三穂保育園の園児も収穫を体験し、地域と地域の子どもの交流の場になっている。