地元生産者グループ「ナス」出荷開始

JAグリーン長野
収量の取れる仕立て方を指導
収量の取れる仕立て方を指導

JAグリーン長野管内、長野市真島町の真島ベジフル出荷組合で「ナス」の出荷が本格化している。生産者11人が丸ナスを栽培し、同町のフレッシュべジ加工に出荷。「おやき」の具材に使われる。農地の維持や地元業者への協力、新鮮な農産物を地元で活用できることを目的や強みに、6月末から出荷を開始し、10月上旬まで出荷に取り組み、約8万個の出荷をめざす。
収量アップと品質向上を目指して、7月13日、生産者のほ場で講習会を開催。JAグリーン長野営農技術員を講師に、収穫から栽培管理法、取引業者担当者も招いて規格や注意事項を確認した。今年は曇天降雨により、生育がやや遅れ気味。営農技術員は、天候不順の年は、長期間収穫するためにも「樹を強く作る」ことの重要性を伝えながら、収量を確保するためには、樹の生長点4点を紐等で立て、側枝を寝かせ、実に栄養分を回して実の肥大を促すこと、また、花の状態や生長点からの開花の位置などを観察し、施肥のタイミングを説明した。生産者は、「良いものを作ろうと皆さんが技術を競い合いながら栽培に取り組んでいる。ぜひツヤのある良いナスを作っていきたい」と意気込んだ。

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