「アーリーリバー」初出荷 品質高く味に自信

JAあづみ
たわわに実ったアーリーリバーを収穫する生産者
たわわに実ったアーリーリバーを収穫する生産者

JAあづみ管内ではプルーンの早生種「アーリーリバー」が収穫シーズンを迎えている。集荷初日となった12日、松本市梓川のJA果実南部選果所にはアーリーリバーが持ち込まれ、JA職員が過熟やサビ、虫害、ブルームの状態などを検品した後、400パック(1パック=400グラム)を初出荷した。
JA営農経済事業部果実課によると4月上旬に発生した凍霜害の影響で着果不足が目立つ園地や果皮へのサビが多く見られるものの、生産者の努力と防除を隔週行うよう徹底した生産指導により品質は高いという。
検品したJA梓川地域営農センターの増田耕平指導員は「ブルームや熟度が良好で高品質に仕上がっている」と話した。
営農経済事業部果実課の中村洋一課長は「生産者と連携し正確な荷造りと検品で市場に評価される製品を安定供給していきたい」と意気込んだ。
「アーリーリバー」をはじめ中生種の「ローブドサージェン」、晩生種「オータムキュート」など20品種を9月中旬まで途切れなくリレー販売し、プルーン全体で4.7万パックを首都圏や県内の市場を中心に出荷する予定だ。
生産者は「出荷数量は少なくなる見込みだが、品質には自信がある。安心、安全な安曇野産プルーンを多くの消費者に生で味わってもらいたい」と話した。

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