初夏の味「ネクタリン」本格化

JAグリーン長野
選果作業を進める
選果作業を進める

JAグリーン長野で、「ネクタリン」の出荷が7月上旬、本格的にスタートした。今年は、早生種「アームキング」が前年より3日早い6月28日から始まり、長野市篠ノ井西部青果物流通センターで選果開始。糖度・熟度・着色も仕上がっているが、曇天・降雨により、一部取り遅れ等の品質差がみられることから、選果人が傷や熟度、サビなどの選果基準を徹底し、選果作業をすすめている。篠ノ井地区管内では、「モモ」と複合してネクタリン栽培が多いが、2019年11月の台風19号による園地被害、また4月の凍霜害により収量減が見込まれる。河川敷内の園地復興作業により、新植も進んでいるが、復興は道半ば。JAでは、県内でも有数のネクタリン産地として、モモとともに積極的なネクタリン栽培を呼び掛けている。
2日には主力の「メイグランド」が、5日には「サマークリスタル」が、9日には本格的に荷量が増え、JAから「初夏」を告げる果実として、「糖度保証」「高品質果実」を強みに、販売拡大をめざす。今年は9月中旬までに、2万ケース(1ケース5.5kg)を見込み、重点市場の関東、地元、関西、中京市場へ出荷する予定だ。

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