広がるこども食堂支援の輪

JAながの
芹田支所でタマネギを受け取る運営団体(中2名)と吉田支所長(左)と長野県地域振興局の町田さん(右) 【本文終】
芹田支所でタマネギを受け取る運営団体(中2名)と吉田支所長(左)と長野県地域振興局の町田さん(右) 【本文終】

JAながのでは地域貢献活動に力を入れており、長野県やNPOなどを通じて管内のこども食堂の運営団体へ地元農産物などを贈っている。7月7日と9日はタマネギを約2トン、こども食堂を運営する18団体へ受け渡した。JAでは、こども食堂の支援の輪が年々広がりを見せていることから、今後も継続して支援を行う考え。
同JAの芹田、古牧、安茂里支所では遊休農地を活用したタマネギ栽培を行い、こども食堂へ寄付する支所活動を行っている。今年で4年目。職員がタマネギ苗の植え付けから収穫まで行う。
芹田支所でタマネギを受け取った運営団体は「タマネギは多様な調理に使用できるので助かります。地元産の安心安全な農産物を子どもたちに振る舞いたいです」と感謝を述べた。
また、同JA女性部ではこども食堂に食品を贈るため、部員が米や缶詰、レトルト食品などを持ち寄って寄付するフードドライブの取り組みに加え、夏休み中の子どもの食事支援として、県を通じて食品を各家庭やコロナ禍で苦労している学生へ贈る活動も予定している。
同JAは2017年からは県と連携し「JAながのこどもみらい基金」を設立し、地産地消や食農教育の観点から、JA農産物直売所などで購入した地元農産物などの食材費を支援している。子育て支援や地産地消の活動を農業を通じて支え、農業と食の大切さを子どもたちに伝えていく。

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