星型の純白花オーニソガラム 出荷最盛前に規格確認

JAあづみ
規格を確認する生産者(左)とJA職員(右)
規格を確認する生産者(左)とJA職員(右)

JAあづみは6日、安曇野市堀金のそ菜特産流通センターでオーニソガラム出荷目ぞろい会を開いた。生産者やJA職員ら約10人が参加し、出荷最盛期を前に規格や荷造り、販売情勢について確認した。
オーニソガラムは、清楚な純白の花を咲かせる球根植物で主に冠婚葬祭、フラワーデザインなどに使われる。花茎は70センチ~90センチほどに生育し、星型の純白花が2~4輪開花したら収穫する。花茎の長さ、茎径の太さによって箱詰めする本数も変わるが、1箱50本、80本、100本に分け出荷する。今年は4月以降低温となる日が続いたが、生育が進む5月、6月中旬まで好天に恵まれ順調に生育した。
7月中下旬が出荷ピークで、首都圏や中京、関西の市場に出荷する。令和3年度は前年度比で2万本多い16万本、販売額は840万円を計画している。
JA営農経済事業部農産課の小山幸亮営農指導員は「昨年の長雨の影響から球根が腐り他産地の入荷数量は少ない状況。価格の安定が見込まれ、需要は増える見込みである。正確な選別と荷造りで市場の評価を得るとともに高単価で販売し、生産者の手取り確保に繋げたい」と意気込んだ。
栽培を始めて11年目になる生産者は「花が大きくて、茎の太い良質な物を多くの消費者に届けたい」と話した。

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