地域営農リーダー育成へ 安曇野新興塾開塾

JAあづみ
塾生を激励する佐藤塾長(中央)
塾生を激励する佐藤塾長(中央)

JAあづみは6月25日、安曇野市堀金のJA広域営農センターで地域の営農リーダーを育成する第1期「安曇野新興塾」の開塾式を開いた。入塾生やJA役職員、行政関係者ら約20人が出席した。
同塾は地域農業・農村の活性化を図りながら持続的に発展する田園産業都市を建設するため、その担い手となる将来の地域営農リーダーの育成を目的としている。期間は約2年間で月1回の研修会を行う。
同塾運営委員長の千國茂組合長は「志の高い塾生たちを歓迎する。この地における農業の役割や位置付けを学習し、将来に向けて発信していただきたい。この塾を使って自己啓発に繋げて欲しい」と激励した。
佐藤進塾長は「人生一度きり。安曇野で働きたい、暮らしたいと思わせるのが地域の理想の姿。その姿に辿り着くための手がかり、足掛かりを掴むためともに頑張っていこう」と呼び掛けた。
管内で水稲や野菜、花き、夏秋いちごなどを生産する55歳以下の専業農家を中心に志の高い新規就農者やJA職員ら12名が入塾。塾生は自己紹介で、抱負や学びたいことなどを語った。
塾生を代表して安曇野市穂高有明の荒芝裕一さん(55)は「この2年間は視野を広げ、農業を核とした地域作りを目指していく。多くのことを真摯に学び、人と人との繋がりを大切に研鑽していきたい」と決意表明した。
7月以降の講座内容は塾生同士で地域営農課題の研究、先進地視察、講師を招いた公開講義など検討して決めていく。

MENU