JA信州諏訪と農政対策協議会は6月29日、JA施設10カ所の管内産のカーネーションを飾った。コロナ禍の影響を受ける農家への支援と地元住民への管内産花きのPRを目的に今年度、毎月行っている。3回目の今回は、組合員・地域住民らにも取組みが徐々に浸透してきていることから、支所ごとに工夫し、展示を盛り上げている。
管内は、県内1のカーネーション産地。7月初旬現在、出荷量が増えてきており、JA花き集荷所には1日1200ケース(1ケース100本)以上が集荷されている。8月上旬に最盛期を迎える見込みだ。
この日、富士見町のJA富士見町中央支所では、配布されたピンク・緑・オレンジなど色とりどりのカーネーション約100本を花びんに生けた。同支所に隣接する「富士見グリーンカルチャーセンター」を利用する子どもたちや職員が願い事を書いた短冊約50枚を飾った笹と並べて、来所客が眺めてもらいやすいスペースに展示した。
来所客からは「きれいなカーネーションとこの季節ならではの七夕飾りを一緒に見られて気持ちが華やいだ。花のパワーで、短冊にかかれた願いも叶ってほしいと思う」との声が聴かれた。
同支所の窪田裕章地区統括所長は「花を飾ると、支所の雰囲気が明るくなる。来所の際は、七夕飾りとともにご覧いただき、和んでもらえればうれしい」と呼びかけている。