加工用タマネギ選果作業本格化 出来栄えは良し

JA大北
本格化する加工用タマネギの選果作業
本格化する加工用タマネギの選果作業

JA大北管内では園芸振興の一環として栽培をすすめている加工用タマネギが収穫を迎えており、大町市の同JA南部営農センター中部センターにて出荷前の共選作業が6月下旬より始まっている。今年から、出荷する品種の幅を広げるため、一部地域を対象に従来の品種より早くに収穫期を迎える品種「ネオアース」に切り替えたため、例年よりはやい選果のスタートとなった。
加工用タマネギは播種から収穫、共選まで全て機械化一貫体系が整備されており、生産者の労働時間とコスト削減につなげている。現在管内では大町市や池田町を中心とした13の法人・個人農家が生産をしており、約3ヘクタールで栽培が行われている。
共選作業では、同センターに運び込まれたタマネギを機械で根と葉を切り、磨きを行い、出荷用に調製。その後、自動で選別機にかけられ、各大きさごとに分けられる。今年の出来栄えについて同JA営農指導員は「昨年は干ばつ気味だったが、今年は春先に程よい雨もあり品質は良好。玉の大きさもL~2Lサイズと標準的な大きさのものが多い」と話している。
今年度の出荷数量は約45トンを見込んでおり、主に県内業者へ出荷する。作業は7月末まで行われる。同JAでは長期構想・(2019~2021)3カ年計画で農産物販売高の増加を掲げるほか、生産者と栽培面積増加し、園芸品目の更なる作付推進を図るため、園芸振興支援策として移植機や収穫機の貸し出し、生産資材代の支援等を行っている。

MENU