加工施設通じて横のつながりを

JAグリーン長野
作業工程を確認しながらパン作りを進める協力員
作業工程を確認しながらパン作りを進める協力員

JAグリーン長野の加工所4施設の「加工所協力員」は6月30日、長野市篠ノ井のJA篠ノ井加工センターで「協力員会」を開いた。協力員は女性部員のうちから、17人が各加工所の指導員となり、加工所の使用方法を伝えるほか、製菓・伝統食などの料理教室を開いている。この協力員間の連携、また、女性部との連携をはかろうと、年に1回協力員と女性部正副部長が参加して協力員会を開催。今回は篠ノ井加工センター協力員が指揮をとり、料理教室で活用できる「メロンパン」を作りながら、手順のポイントを確認したほか、パン生地を発酵させている待機時間には、加工所の運営状況、利用者の声、課題などを話し、共有した。
新型コロナウイルスにより加工所の利用について、感染対策、衛生対策の徹底を利用要綱に設け、徹底の上、コロナ禍前同様に組合員や女性部員に活用されている状況。引き続き、対策を講じながらの利用を呼び掛けていくこと、施設も老朽化するなか、器具や施設等を大切に使用していくことなどを改めて全員で確認した。
パン作りは手際よく終了。約80個分を焼き、焼き上がりや味などを確認した。協力員の一人は「前回のカレーパンも教室で作ったところ、好評だったので、今回も生徒さんの要望に合わせてレシピを活用したい」と感想を寄せた。
女性部小林浜子部長は、「コロナ禍で、何とか活動ができてることがありがたい。横のつながりを持って、それぞれの施設や支部でもよいところを取り入れてやっていければいい」と話した。
女性部では、現在もなお新型コロナウイルスによる自粛が続いているが、少人数や感染対策のとれる会場での活動などを行いながら、「協同」活動を継続し、一日も早い通常活動再開を心待ちにしている。

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