4月27日の降霜で被害に遭った果樹の状況を確認しようと7月1日、JA長野中央会の伊藤茂会長らが佐久市湯原の圃場を視察した。
4月27日午前5時前後に、佐久市で氷点下2度、立科町で氷点下4度などを記録。降霜によりJA管内の佐久市や小諸市、佐久穂町、立科町でリンゴやもも、プルーンで花の渇変、アスパラガスの若茎の変色が発生し、着果量の不足や品質面での影響が懸念されている。現時点で被害額は、果樹とアスパラガス合計で約2億4000万円を見込んでいる。
伊藤会長は「6月17日に県知事に要請書を手渡した。他にもJAから要望があれば、県や国に対してしっかりと対応したい」と話した。
視察に同行したJA佐久浅間の浅沼博組合長は「農家のショックは大きい。生産意欲が低下しないよう、JAがしっかりと支援し、販売方法を工夫するなど対策に全力で取り組みたい」と話している。