JAみなみ信州は、1日飯田市鼎の同JA本所で、同JA役職員が地元で生産されたさくらんぼ(紅秀峰・佐藤錦)を購買し農家を応援した。構内にあるJA直売所およりてふぁーむの働きかけに協力し、昼休みを利用した1時間の販売であったが136パック(1パック200g)の購入応援があった。
同JAはこれまでも、新型コロナの影響を受ける管内生産者の支援として牛肉や花、いちごなどの購入運動を行っている。
同JA管内で栽培されるさくらんぼは観光農園が中心で、毎年6月から7月はさくらんぼ狩りに訪れる多くの観光バスでにぎわっていたが、新型コロナによる自粛の影響により観光客が激減しさくらんぼの消費に悩む生産者を応援したいと、昨年に引き続き今年度も同JAが販売で支援を行っている。同JA直売所でも販売する中で、入荷が増加する時期に合わせ、本所に勤務する役職員へ向けた販売を企画した。
この日、2パックを購入した総合企画室の金尾真衣さんは「地元で作られるさくらんぼだよと伝えながら家族と味わいたいです。農家さんはこれまでと全く違う状況で大変な思いをされていると思うので、少しでも皆さんの力になればうれしい」と話した。
同直売所の中島大輔所長は「美味しい時期に美味しい状態で食べてもらいたいと思うのは直売所も生産者と同じ気持ちでいます。荷造りを頑張っているさくらんぼ農家さんの気持ちに応え、少しでも力になれればと企画しました。多くの役職員が賛同し協力してくれ嬉しかった。直売所でもしっかりとPRし、協力していきたい」と話した。