JA洗馬では7月2日金曜日、塩尻市立洗馬小学校5年生の児童と先生約50名と、毎年恒例となっている特産レタスの収穫を、本所近くの圃場で行った。児童の親世代から続く地元小学生とのレタス栽培体験学習を通して、子どもたちに人間にとって大切な「食」と地元の基幹産業である「農」を知ってもらい、農業やJAが身近なものとなるよう毎年交流を深めている。今年も4月中旬に種まき、5月中旬には定植を行い、この日は待ちに待った収穫だ。
雨が降る中、朝8時から収穫作業を開始し、当日の学校給食の材料に使うレタスと、日頃お世話になっている小学校周辺の施設や商店の方に贈るためのレタスを収穫した。児童たちはJAの営農指導員や先生の指示のもと、収穫、洗浄、箱詰めなど各担当に分かれて手際よく作業。色とりどりの雨具に身を包み、足を滑らせて泥だらけになる子や、穫れたてのレタスを味見して「最高！」と叫ぶ子など、悪天候にもかかわらず、楽しそうに作業をしていた。今年の栽培・収穫に臨んだ5年生は、4年生の終わりに地元洗馬のレタス栽培の歴史を学び、自分たちで育てたことで、レタスにとても愛着を持っている。
JA営農指導員の佐原果緒里さんは、「悪天候でも、子どもたちが最後まで笑顔でいてくれて良かった。農業のことを知ってもらうきっかけになったと思う」話した。
2日の学校給食のメニューは、レタスチャーハン、レタスサラダに、レタススープ。6日火曜日には、全校児童での収穫体験が行われる。