個性あふれるかかしずらり 2年ぶり開催に喜びの声

JAあづみ
名物のかかしを楽しむ来場者
名物のかかしを楽しむ来場者

JAあづみは10日・11日の両日、組合員や地域住民への事業利用の感謝として、安曇野市堀金烏川のJA総合事業基地構内などで「第47回かかし祭り」を開いた。今回は新型コロナウイルス感染拡大防止対策として、3ヶ所の会場出入口で検温や消毒を行った。
かかし祭りは毎年恒例となっている夏のイベント。昨年は新型コロナウイルスの影響で中止となったことから2年ぶりの開催。農業機械や農業資材、園芸用品、家電製品、食料品などを大奉仕価格で販売し、大勢の来場者で賑わった。
名物のかかし人気投票も行われ、来場者は流行や世相を反映したユニークな作品を眺めながら、好きなかかしに投票した。
ジブリのキャラクターをモチーフにした4メートル超の特大かかしをはじめ、大リーグで活躍する大谷翔平選手や疫病から人々を守るとされる妖怪アマビエなど各事業部や支所、JAあづみ女性部、メーカー職員などが作った個性あふれる30体のかかしが並んだ。
イベント広場では「楽しい家庭菜園教室」や「パセリ・バジルの植付体験」などの催し物を開き、参加者に家庭菜園の楽しさや農業の魅力を伝えた。
来場者の目安となる粗品引換数は(令和元年対比=106.4%)2,767人、売上は2日間で約5200万となった。
同市穂高有明から家族6人で来場した組合員は「毎年、ユニークなかかしを家族で見に行くのが楽しみ。検温や消毒もあって安心して見て回れた。来年も開催して欲しい」と笑顔で話した。
JA営農経済事業部高橋誠部長代理は「コロナ禍だからこそ組合員や地域住民との結びつきを強くしたい。そのきっかけになったと思う」と力を込めた。

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