桃出荷開始、品種リレーで10月まで

JAながの
須高フルーツセンターへ持ち込まれた桃を検品する
須高フルーツセンターへ持ち込まれた桃を検品する

JAながのは露地栽培の桃とネクタリンの出荷を始めた。例年並みのスタートで、須坂市の須高フルーツセンターや千曲市のちくま西部流通センターの初出荷を皮切りに、管内各地の共選所で7月中旬にかけて順次始まっていく。今年はJA全体で20万ケース(1ケース=5キロ)の出荷を計画している。出荷先は関東や関西、中京方面の他、一部は海外へも輸出する。
初出荷となった7月5日は、同フルーツセンターには桃は早生種の「たまき」「日川白鳳」、ネクタリンは「メイグランド」「サマークリスタル」が合計で330キロ持ち込まれ、糖度やサイズなど光センターを搭載した選果機で選果後、丁寧に箱詰めされ出荷された。
また、2日には出荷最盛に向けた目ぞろえ会が同営農センターで開かれ、生産者は品質、出荷規格などを確認した。同JA須高桃部会の川口修治部会長(69)は「凍霜被害も多少の影響はあったが、生育は順調で目立った病害虫の発生も今のところない。結実が豊富で収量は昨年からは2割程増えそうだ」と話した。
出荷は10月上旬まで続き、主力品種の「あかつき」を始め「白鳳」系「なつっこ」「川中島白桃」など、さまざまな品種をリレーしていく。

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