JA上伊那が実施する「お米学習教室」の一環として南箕輪小学校は7月13日、稲の観察会を6月に「もちひかり」を植えた圃場で開いた。自分たちが植えた苗の成長過程を学び、米作りの苦労や成長の喜びを感じてもらうことを目的としている。
同校の5年生141人は、第1回目となる今回の観察会で稲とヒエの違いを学んだ。稲は節の部分にひげが生えているのに対し、ヒエはひげがないのが特徴。児童らは各クラスに分かれ、地元農家に教わりながら実際にひげの有無を確認し違いを確かめた。
その後、自分のクラスが植えた場所の稲の様子を観察、スケッチした。稲は現在30から50センチほどに成長。児童は「稲の絵を描くのは難しい」と苦戦しながらも、熱心に観察に取り組んだ。今回指導した地元農家は「みんな興味を持って、よく観察をしてくれた。大人になっても興味を持ち続けてくれたら」と期待した。
今後は8月下旬に2回目となる観察会を開き、出穂期の稲の様子を確認。10月に稲刈りを行う予定だ。