JAみなみ信州は、本所と支所をオンラインでつなぐ環境を整え、7日同JAでは初めてとなる本支所間でWebを使った総合企画会議を行った。
各部長、室長らが本所会議室から、16人の支所長が12支所から出席した。
新型コロナ対策によるWeb会議への意識の高まりや本所に集まる会議への移動時間の軽減による効率化を目的に、基幹支所となる11の総合支所と遠隔地の1つの専門支所にWeb会議機材を導入した。
これにより、香川県のほぼ同じ広さを管轄する同JAで片道1時間以上移動時間にかかっていた支所も、時間を有効活用できるようになった。
初めてとなったこの日、同JA下条支所では原澤正光支所長が午前中から機材の設置、通信テストを行い、午後からの会議に臨んだ。下条支所は本所まで車でおよそ30分ほどの距離にあり移動時間削減について原澤支所長は「設置や操作に慣れるまで大変だが、時間を有効に使える体制づくりは大切なこと。会議だけではなく、良い取組など支所間の担当者で情報共有するなど気軽に有効活用できたら営業力の幅も広がると思う」と今後の運用に期待した。
同JA総務管理部の林隆嗣部長は「意思統一や方向付け、情報共有など事業運営に会議は必要だが、集合にこだわらず各事業部でWebをしっかり活用してほしい。職員の内部負担を少しでも軽減し、業務や組合員、地域の方に向き合う時間を増やせるよう工夫していきたい」と話した。
今後は、事業部ごとに課長や担当者が行う会議などでも活用を広めていく予定。