新型コロナの影響を受ける生産者を地産地消で応援する輪が広がっている。JAみなみ信州は観光やイベントの自粛により販売に苦労する畜産や花きなどの農家応援を地元企業へも働きかけ、これまでJA職員をはじめ、JA関連団体や行政、金融機関など多くの企業や個人が消費で支援してきている。
飯田市の神稲建設(株)は、16日高森町下市田の同社事業センターで、同社管理部の伊藤直樹部長が同JA営農部の内山清彦課長補佐から牛肉と豚肉の焼き肉セットを預かり、昨年に引き続き2回目となる農家支援を行った。
伊藤部長は「地域の力になることができてうれしい。県外の従業員も含め、この地域の魅力を知ってもらう機会になれば」と話した。同社は福利厚生としおよそ200人いる全従業員分のセットを購入した。
内山課長補佐は「地域の皆さんが苦労する農家の応援をしていただけることが大変ありがたい。JAとしても生産者が丹精込めて作る自慢の農畜産物をしっかりとPRし、生産者と一緒にしっかり汗をかきたい」と感謝した。