ドローンで農薬散布/富士見町の水稲生産者が委託

JA信州諏訪
早朝に行ったドローンによる農薬散布
早朝に行ったドローンによる農薬散布

富士見町の水稲生産者平出直文さん(74)が所有する水田で6月10日、ドローン(小型無人飛行機)による農薬散布を行った。平出さんとJA職員が参加し、ドローンパイロットとナビゲーターによる作業を見守った。
平出さんは今年から、農作業の労力軽減を目的にドローンを活用したコメづくりを行っている。この日は風の影響を受けない早朝の6時から、同町の水田3枚(計93.1アール)に、ドローンを使って除草剤を散布した。
ドローンパイロットは、「ソリストオフィス」代表の池田俊之介さん。管内外で農業用ドローンによる農薬・肥料の空中散布を請け負い、スマート農業の導入支援に取り組んでいる。
機体は、地上から4~5mの高さを飛行。時速約15kmの速度を保ち、10アールを1分ほどでまき終えた。
平出さんは「広い田んぼにまんべんなく除草剤を散布するのがこれまで大変だったが、手早く正確に作業してもらえてとてもありがたかった」と話していた。

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