あんず出荷開始 収量減も品質維持

JAながの
森集荷所であんずの検品作業をする職員
森集荷所であんずの検品作業をする職員

JAながのでは千曲市の森集荷所と更級集荷所で、特産のあんずの出荷が始まった。6月16日は、早生種の「平和」を中心に200ケース(1ケース2.8キロ=700グラムパック4個)を出荷した。今年は、JA全体で100トンの出荷を予定している。
今年産の生育は、暖冬の影響により3月の開花が例年より2週間早く、前進傾向で平年より1週間早い出荷開始となった。4月の凍霜害の影響で結実不良となり、収量は減少の見込みだが、品質は維持していて仕上がりは良好だ。
ちくま北部アグリサポートセンターの伊部和真営農技術員は「予想以上の被害が出てしまったが、生産者の熱心な品質管理のおかげで出荷を迎えられた。感謝している。」と話した。
出荷は7月中旬まで続き、早生種の「平和」「昭和」、中生種の「ハーコット」、晩生種の「信州大実」「信月」とリレーする。東京や大阪、名古屋と、県内の市場に向けて生食や加工用として出荷する。あんずは同JAオンラインショップ「たーんとながの」から購入できる。数量に限りがあるため早めの注文をお願いしている。

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