JAながのは6月10日、アスパラ農家の所得確保を目的に、代替野菜の栽培講習会を飯山市の同JA有尾事務所で開き20名が出席した。紹介された品目は、冬至用カボチャとズッキーニの2品目。2品目ともに今年中に収穫、出荷が可能だ。
アスパラガスは、秋のうちに株に養分を蓄え、4月頃から芽を出し、収穫期を迎えるが、昨年は長雨や病害虫の発生が重なり、十分な栄養を蓄えられなかった。そのため春の萌芽量が大きく減少してしまった。4月の降霜でも被害を受けた。
講習会で説明をした小林理沙技術員は「慣れない品目ではあるが、前向きにチャレンジしてほしい。全力でサポートしていきたい」と話した。
JA管内の今年度のアスパラガスの出荷量は、昨年度の半分まで落ち込んでおり、緊急支援対策として今回の講習会を開いた。JAではズッキーニの種子購入費の補助金や栽培指導会を継続的に行なうなどして生産者をサポートしていく。