JA上伊那は6月1日、伊那市狐島にある全農長野南信事業所でアスパラガス・ブロッコリー市場懇談会を開催した。名古屋4会場、東京2会場、大阪2会場をそれぞれWEBで繋ぎ、産地の生産状況や市場の販売状況、他産地の動向など意見を交わした。
一昨年までは販売促進会議として、各品目の専門部役員やJAの担当職員らが市場のある大阪や名古屋を実際に訪れていたが、新型コロナウイルス感染症対策のため、今年は市場へは行かずWEBでの懇談とした。
今回の懇談会には全会場合わせて31人が参加。生産状況の確認の他、生産者から出荷時の状態や注意点について質問があり、市場の率直な意見を聞いた。
懇談会に参加したJA上伊那野菜部会の本田秀樹部会長は「会って話ができるのが一番だが、上伊那のブランド力を高めるための良い時間となった」と笑顔で話した。また、市場担当者からも「上伊那産は品質が良い。力強い出荷をして欲しい」と期待の声も上がった。
同JAはアスパラガス、ブロッコリー共に主力品目として力を入れており、両品目とも例年より1週間以上早い収穫期を迎えている。本年度はアスパラガス約4億7千万円、ブロッコリー約3億4千万円の年間販売額を目指す。