JAあづみは9日、食農教育「あぐりスクールサポート事業」の一環で安曇野市穂高南小学校2年生の大豆の種まき体験学習をサポートした。強い日差しの中、JAの青栁治理事やJA職員約10人が手分けして指導を行い児童100人が同校に隣接する約2アールの畑に「ナカセンナリ」の種を蒔いた。
児童らは約15センチ間隔で均等に種がまけるよう作成したロープの赤い目印に沿って穴を掘り「深く掘り過ぎると芽が出てこないよ」「鳥に食べられないようにしっかり土を被せないと」などと注意し合いながら約1時間作業をした。
今後、畑の管理は児童や教諭らが行い、順調に生育が進めば10月中旬に収穫。今年の12月頃にはJAあづみ女性部の指導で豆腐作りをする予定だ。
担当教諭は「ほとんどの児童が初めての種まき。大豆に関する知識はあるが、実際に栽培して学ぶことの方が多い。汗をかいて一生懸命育てていきたい」と話した。
青栁治理事(65)は「栽培を通じて農業への関心や親しみを持って欲しい。いずれ農業後継者が育ってくれたら嬉しい」と話した。