お米づくり体験 川路保育園で田植え

JAみなみ信州
楽しく田植えをする園児たち
楽しく田植えをする園児たち

飯田市川路の川路保育園は7日、同園近くの4アールの田んぼの一角で年長園児12人が田植えを行った。
同園の田んぼづくりは子供たちに食への興味を持ってもらおうとJAみなみ信州が行う食育事業で今年で17年目。地元農家の関島晟さんの管理する田んぼで行い、関島さんも作業に協力し、収穫した米の一部は国際協力田運動の支援米としてアフリカのマリ共和国へ送られる。
同JA営農部企画課の高田佐枝子主任から苗の植え方など説明を受け、保護者が見守る中およそ1時間ほど田植えを行った。
園児たちは「泥がひんやりして気持ち良い!」「たのしい~!」と泥の感触を楽しみ笑顔で作業した。園児たちはだんだんと要領をつかみ手際よく作業を進め、例年より広い面積に田植えをすることができた。
関島さんは「子供たちの笑顔には元気をもらえる。田んぼに関わることで虫に関心を持ったり、子供たちの興味がどんどん広がっていくとうれしい」と話した。
同園の秋山真生子園長は「子供たちは年長になって田植えをすることに憧れがある。最初は田んぼに入ることを嫌がっていた子供も、この短時間で泥に触れることを楽しめるようになっていて成長を感じる。地域やJAの方に協力いただいてこのような貴重な体験が出来て感謝している」と話した。
田植え作業を見学していた年少・年中園児も田んぼに入ってどろんこ遊びを楽しみ、作業を終えた年長園児も思いきり田んぼの中を駆け回った。
収穫は10月を予定し、給食で食べるほか五平餅にして楽しむことを予定している。

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