下伊那郡泰阜村にある泰阜保育所は7日、同園近くの畑でさつまいも(紅あずま)の定植作業を行った。同保育所の年長から年少までの園児35人と保護者14人が参加した。
この日は同JAの地元理事と下条支所職員3人が指導にあたり、園児は1人1苗ずつ植付作業を行った。
同保育所の中澤亜希子副園長は「毎年秋に行う焼き芋大会がみんな楽しみで、今日の作業も楽しみにしていた。今日も植付方法など一生懸命に聞き、張り切って作業できてかっこよかった」と話した。
同JAの宮島徳男理事は「地域の子供たちが自分たちの手で育て食べる体験から食を意識できることはとても大切なこと。JAの使命でもある安全安心な食づくりが伝わるとうれしい。農業に興味を持ってくれる子どもが1人でも多くなるよう、しっかり楽しんでもらいたい」と話した。
園児はマルチに空いた穴に手を入れ土を掘り苗を植えると水を掛け、「早く芋掘りしたいね」「たくさんできるといいな」と話した。
作業後には皆で「大きく育ってね」と声をかけ、豊作を願った。
今後は同保育所で除草作業など管理をし、9月下旬に収穫を予定する。