「麦秋」迎え収穫進む 品質良好

JAあづみ
収穫作業を行う有明営農組合の職員
収穫作業を行う有明営農組合の職員

JAあづみ管内では麦穂があたり一面を黄金色に染める「麦秋」の季節を迎えた。7日、安曇野市穂高有明で主に大麦や小麦などを栽培する有明営農組合が青空の下、高さ70センチほどに育った大麦の収穫作業を始めた。大麦は収穫適期が短く、計画的な作業が求められることから11日までに収穫する予定。
今年は4月下旬の遅霜の影響により生育が心配されたものの、5.6月の好天により順調に成長し品質も良好。JAあづみ管内では約20人の生産者が86.8ヘクタールで栽培しており、217.2トン(=4,344俵)の出荷を見込んでいる。
有明営農組合の畠山倉光理事(74)は「今年は天候不順で生育を心配したが、4.5月の好天で順調に成長した。遅霜の影響は未知数だが、収穫まで辿り着けてほっとしている。」と安堵していた。
刈り入れた品種は「ファイバースノウ」。全量をJA有明ライスセンターで受け入れたのち、主に押し麦、麦茶用としてJA全農長野へ売り渡す予定。
また、有明営農組合では二毛作にも取組んでおり大麦を収穫した後、稲発酵粗飼料用水稲品種「たちはやて」の田植えなどを順次行う予定だ。

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