安定供給と健全経営に向けて(株)ヤツレン定時株主総会

JA長野八ヶ岳
議長を務める井出文人専務
議長を務める井出文人専務

JA長野八ヶ岳の子会社、株式会社ヤツレンは5月26日に南牧村のJA農業部会議室で定時株主総会を開いた。新型コロナウイルス感染症対策で参加人数を縮小し、株主や関係者など20人が出席した。2020年度事業報告や2021年度事業計画並びに収支計画についてなど全6議案が賛成多数により可決承認された。
酪農乳業界においては、小中学校の休校による学乳の供給停止や、夏休み期間短縮や猛暑による生乳生産量の減少による生乳需給ひっ迫等で、業界を挙げての需給対応に追われた。
そのような状況の中、株式会社ヤツレンでは、コロナ影響による取引先からの受注に最大限に対応をした。さらに、夏から秋にかけての最需要期においては、需給ひっ迫により生乳調達に大きな支障を来し、欠品した経過もあったが、令和2年度の連結ベースの売上高は合計95億5百万円(前年対比104.2%)となった。
同社社長でJAの井出文人専務は「新型コロナウイルス感染症や異常気象の際にも影響を最小限に食い止め、安定供給することがますます重要となる中、製造量を適正に管理して健全経営の確立を図らなければならない。」とあいさつした。

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