インストラクターチーム結成 介護予防体操体操「そば切り音頭」普及体制を確立 大町市南部包括支援センター

JA大北
結成したインストラクターチーム「ハッピーフレンズ」の皆さん
結成したインストラクターチーム「ハッピーフレンズ」の皆さん

JA大北が大町市から業務を受託して運営する同市南部地域包括支援センターは5月24日、同センターで普及推進している介護予防体操「信州そば切り音頭~骨こつ南部包括バージョン~」の地域への更なる普及推進を図るために任命したインストラクターチームの結成式を同市ふれあいプラザで開催した。結成したインストラクターチーム名は仲間や友達と意味を込めて「ハッピーフレンズ」。同センターを拠点にインストラクター通じたそば切り音頭の推進に力を入れる。
「信州そば切り音頭~骨こつ南部包括バージョン~」は、介護予防体操として、「信州そば切り音頭」(浅野たくみさん作詞、吉良健一朗さん作曲)をアレンジしたもの。コロナ禍で自粛傾向が続く中で、各家庭で踊り、少しでも体を動かしてほしいという思いから、第一弾として昨年5月に動画投稿サイト「ユーチューブ」に踊りをアップロード。その後も地域一体となって、地域に笑顔を取り戻そうと、「絆づくりプロジェクト」として、地域のサロンや体操教室などと協力し、みんなでそば切り音頭を踊った動画も投稿した。そして、今まで同センターの職員が中心となり、普及活動を行ってきたが、センター内の他の業務との兼ね合いや担当区域が限定されることなどの課題もあるなかで、インストラクターという形で、今度は地域の住民が主体となり、踊りを普及させていこうと提案があり同市内全域を対象に参加者を募り、インストラクター講習を4月と5月上旬に全4回開催した。
結成式には任命した20人のうち10人のインストラクターが参加し、インストラクター同士で交流をしたり、最後のおさらいとしてそば切り音頭を踊り、要所を再確認していた。合わせて結成式では事前に注文したオリジナルのティーシャツも配布された。ティーシャツの胸元には同市常盤地区のそばの花と北アルプスの山並みが描かれている。
式に参加したインストラクターの女性は「体操を覚えればボケ防止にもつながり、いい運動の機会ともなる。自分の地域で参加している体操教室でもそば切り音頭を行い、皆に広めていければ」と話していた。
同センターでは「センターを拠点に各インストラクターを通じて、それぞれ自分たちの地域を中心にそば切り音頭を発信していってほしい」と期待を話している。

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