田んぼアート測量開始 図柄に御嶽海関

JAあづみ
測量作業を行う関係者
測量作業を行う関係者

JAあづみや市、市観光協会、地元農家などでつくる「信州田んぼアート実行委員会」は1日、水田に図柄を制作するための下書きにあたる測量作業を始めた。図面は高さ約7メートルの展望台から最も綺麗に見えるよう設計。水田63アールの水田を測量し、約4600の地点に目印の棒をたて、ピンク色のテープでつないでいく。テープで囲った部分には苗を植える。
市観光交流促進課によると今年度の図柄は木曽郡上松町出身、大相撲でその名を轟かす御嶽海関。おととしよりも測量点が1300地点ほど多く難易度が高い。その分迫力があり絵としてのクオリティーは高いという。
この日は、まわしの周辺や「がんばれ御嶽海」のメッセージなどを中心に作業を進めた。測量は4日までかかる見通し。田植えは7日~9日の予定。テープで囲った箇所に紫や赤、白、黄色など7色、6品種の苗を植え壮大な絵とメッセージを制作する。
展望台は6月19日~9月26日まで有料で開放する。おととしは6万人が訪れた。今年度は6万5000人の来場者を見込んでいる。
丸山庄一実行委員会は「壮大な絵とメッセージを多くの来場者に見ていただけるよう密を避け作業を進めていく。この取り組みが安曇野のPRに繋がれば嬉しい。」と期待を込めた。
作業や展望台開放に関する問い合わせは実行委員事務局の市観光交流促進課(TEL.0263-71-2054)まで。

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