JA佐久浅間は、トルコギキョウを花き重点推進品目の一つに位置付け、生産振興に力を入れている。JA管内の生産者は47人で、生育に合わせて定期的に栽培講習会を開くなど、新規生産者の確保と育成に取り組んでいる。
JAトルコギキョウ専門部は6月4日、栽培技術を共有して高品質な切り花の安定生産につなげようと、佐久市の依田政志さんと佐久穂町の石井忠雄さんのハウスで、現地栽培講習会を開いた。生産者ら25人が参加した。
JA全農長野生産販売部野菜花き課花きグループの北沢高則監理役が、灌水や追肥、分枝の摘除、換気の仕方など、生育中期の栽培管理を説明。「換気は重要であるが、冷たい風に当たると気孔が閉じてしまい、根の活動が弱まってしまうので注意してほしい」とアドバイスした。
今年の生育状況は晴天が多く良好。6月下旬から出荷が始まり、9月上旬から9月下旬に最盛期を迎え、10月下旬まで約30万本を関東や中京方面に出荷する計画だ。