陸ワサビ出荷目前に目揃え会開催 JA大北北アルプス山麓わさび生産部会

JA大北
出荷規格等について確認する生産者ら
出荷規格等について確認する生産者ら

JA大北北アルプス山麓わさび生産部会と同JAは6月4日、令和3年度陸わさび出荷目揃え会を松川村の同JA松川野菜集出荷場で開いた。陸ワサビは主に葉や茎を中心に使われる。加工会社との契約栽培のため価格も安定したものとなっており、同JA管内では21人の生産農家が同部会に所属し、栽培に取り組んでいる。出荷は8月上旬ころまで続く予定だ。
同部会は今まで北アルプス山麓わさび生産組合として活動をしていたが、今年度より組合の事務局がJAとなり、JAの生産部会となった。陸わさびは冷涼で湿気の多い畑地で栽培が行われ、同JA管内でも林間地にて栽培が行われている。大北地域は冷涼な気候で、林間地の特徴として木陰により適度な明るさとなるため、陸わさびの生育にとって生育な環境となっている。
出荷目揃え会には同部会の生産者6人が参加。出荷契約先である株式会社マル井の社員やJA営農指導員、県北アルプス農業農村支援センターの職員より、出荷時の注意点や出荷企画、病害虫防除などについて説明が行われた。生産者らは出荷規格を中心に注意深く説明を聞きながら、葉や茎、イモなど部位ごとの出荷条件等について質問をしていた。
JAでは6月11日より出荷の受け入れを開始する。出荷数量800kgを目標に取り組み、8月上旬までを目途に受け入れを行うとしている。

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