6年生の挑戦を応援

JAグリーン長野
真剣に田植え作業を進める児童ら
真剣に田植え作業を進める児童ら

JAグリーン長野青壮年部松代支部は、長野市立豊栄小学校の米作りを支援している。今年は、毎年恒例の5年生の授業に加えて、6年生の米作りも手伝い、児童らの農業への理解増進、地域との交流につなげたい考えだ。
6年生13人は昨年度、青壮年部員と米作りに挑戦。今年は、5年生の児童数が少ないことから、サポートをすることになった。児童も前向きだった一方で、「自分たちのお米にはならないから残念」「6年の自分たちも田んぼをやりたい」との声も上がった。児童の総意のもと、担任の宮入博教諭も「ぜひ児童と一緒に工夫しながら、昨年以上に良い米を作りたい」と6月11日の5年生の田植え日にJA職員に相談。急遽、学校近くの休耕田7アールを借り、JAと青壮年部員の協力で、代かき作業を急いだ。
田植えは6月21日に、青壮年部員とJA営農部職員が参加して開催。JA松代支所の職員3人も地域貢献を目的に初参加した。児童は、目印のロープに沿って慣れた様子でもち米「モリモリモチ」の苗を3本ずつ手にもって植え、足跡のついた土をならしながら植え、途中で「風さやか」へと切り替えさらに植え進め、3時間で作業が終了。青壮年部員は「とてもまじめに進めてもらい、非常にスムーズ、キレイに植えられた、さすが6年生」と称賛。児童の新谷聖樹さんは「昨年と今年5年生の手伝いをして慣れていたので、どんどん植えることができた。昨年やったことも思い出して工夫してやっていきたい」と意欲を見せた。宮入教諭は、「子どもたちが手作業を大変と感じるのではなく、"楽しい"と感じて頑張っているので、自分たちのお米をしっかり育て、収穫、販売とみんなで話し合いながら最後までやっていきたい」と話した。今後、草取りや水管理は児童らで行う。青壮年部松代支部では、5年生の作業も含めて、稲刈り脱穀などもサポートする予定だ。

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