楽しく田んぼの準備 伊賀良小5年生が代掻き

JAみなみ信州
楽しそうに田んぼではしゃぐ児童たち
楽しそうに田んぼではしゃぐ児童たち

飯田市北方の伊賀良小学校は2日、同校近くの約2.5アールの田んぼで代掻きを行った。この日は5年生133人が2チームに分かれて田んぼ半分ずつ代掻きと畔塗を行い、田んぼの泥の感触を楽しんだ。
同校5年生の米作りにはJAみなみ信州職員が指導にあたり、この日はJA営農部の加藤勝斗担当が「良質な米が育つように田んぼの準備をしましょう」と代掻きと畔塗の説明をした。児童が田んぼに入り足で代掻きしたあと、JA職員がトラクターで仕上げた。子供たちは再度田んぼに入り、さらに滑らかになった泥の感触を確かめた。
児童は「どろどろしていておもしろい感触」「トラクターで代掻きすると滑らかさが全然違う!」などと話し、泥をかけあったり走ったりと楽しそうにはしゃぐ姿が見られた。
5年生担任の佐藤大暉教諭(28)は「泥に入って自然に触れる機会がなかなかないので貴重な経験。米作りは社会科の授業として取り組んでおり、子供たちにとって地域の方々と交流する大切な機会となっている」と話した。
児童らの作業を見て加藤技術員は「子供たちの楽しむ姿にこちらも元気をもらった。これから田植え、稲刈りと子供たちと一緒に米作りを楽しみたい」と話した。
同校では近日田植えを予定しており、収穫後は販売したり自分たちで食べたりするなど、児童と相談しながら進めていく。

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