特定非営利活動法人JAあづみくらしの助け合いネットワークあんしん「ふれあい市安曇野五づくり畑」は5日、安曇野市豊科の同法人事務所で「20周年祭」を開いた。
地域住民やJA職員ら37名が参加し、メンバーが自家栽培した採れたて新鮮な野菜を地域住民に向け販売した。
この取り組みは自給率向上運動の一環で、JAあづみ婦人部よつば会(現JAあづみ女性部)が発足させた活動。各家庭で収穫した野菜を、お裾分けの気持ちで手頃な値段で販売し、今年で20年目の節目を迎えた。
高山美佐子代表(71)は、「コンテナ1つに、戸板1枚で始まった活動が今年で20年目を迎えた。出会いが多く、仲間も増え、勉強の場でもあった。何より元気で続けられたことが一番良かった」と話した。
野菜の販売を行った小口輔貴子(79)は「定期的に野菜を出荷してきたが、20年はあっという間だった。仲間と意見交換がたくさんできて色々と勉強になった」と話した。
一昨年までは安曇野市南穂高の「安曇野スイス村ファーマーズ」で、年末年始を除く毎週土曜日に販売していたが、観光客の減少やメンバーの高齢化などから隔週の開催に。
今後、毎月開催している「あんしんセミナー」でPRするとともに活動を継続するため若い世代のメンバーを増やすとしている。