組合員との交流の場に、南箕輪支所ミニギャラリー展

JA上伊那
宮下さんと模倣した作品
宮下さんと模倣した作品

JA上伊那南箕輪支所は「ミニギャラリー展」と題し、5月17日から6月末まで管内に住む宮下勝美さん(77)の切り絵が飾られている。
同支所では昨年から組合員との関係を深める場所づくりを目指し、入口横のロビーで昨年中止となった支所祭の代替企画の展示や支所管内に住む組合員の作品を展示している。宮下さんの活動を知っていた同支所の山本ゆかり支所長が依頼し、18作品を展示することとなった。
宮下さんの切り絵は感銘を受けた作品を模倣したもの。手を使ってものをつくることが好きだった宮下さんは、同JAを退職後、同村で開かれた切り絵教室に通い始めたのがきっかけ。当時の先生からプロの切り絵作家の柳土情さんを紹介され、作品に感銘を受けて柳さんの作品を模倣。柳さんに直接見てもらったところ、そのセンスの良さから模倣の許可をもらった。現在は切り絵制作の傍ら同村にある高齢者・障がい者交流施設「ぽっかぽかの家」で開かれている切り絵教室に足を運び、切り絵を学ぶ生徒にアドバイスしている。
宮下さんは「作品を見て、切り絵に限らず何かを始めるきっかけの1つになれば」と期待。山本支所長は「照明ケースも宮下さんのお手製。全て手作りの作品をぜひ見に来てほしい。人との交流が少ない今だからこそ来店者との会話のきっかけとなる空間を今後も作っていきたい」と話した。

MENU