JAグリーン長野青壮年部松代支部は5月7日、長野市松代町の長野市立松代小学校5年生2クラスの「米づくり」を初指導した。同地区内の他小学校で長年米作りのサポートをしていることを知った小学校側からの要請に応じたもの。農家代表として、青壮年部員の塚本勇さんと松木洋史さんがJA職員と同校を訪問し、初回は顔合わせと、播種作業をサポートした。
播種作業は2枚の苗箱にばら撒きで児童が代わる代わる苗床づくりや定植作業を体験。同時に、校内にある水田で生い茂った草取りを行った。定植時には、塚本さんが種もみから出た芽を折らないように気を付けて撒くことを説明。松木さんが児童に種もみを少量ずつ渡すと、児童は、丁寧に苗箱に敷き詰めるようにもみを配置していた。作業を終え、児童は「米作りはやったことがなくて、テレビで見たことがあって大変そうだと思っていた。これから稲をしっかり育てたい」「秋にはおいしいお米がとれるように頑張りたい」と感想と意気込みを寄せた。同青壮年部では、引き続き、田植えや稲刈り作業などもサポートしていく予定。また、他校の米作りにも参加し、農業の楽しさや苦労など理解の醸成を図りたい考えだ。