JA大北は新型コロナウイルス感染症の影響により、外食産業での米の需要が減少傾向の中、米の消費拡大の一環として、大北地域産の玄米を揚げたフライドライス「さっと食べられるごはん」の販売を4月より直売所にて開始している。揚げてあるためカリカリ食感でおつまみ感覚で食べれ、賞味期限も5年と長いため、非常食としてもぴったりだ。
今回の商品開発にあたり、コロナ禍で外食産業での米の需要が減り、出荷量、米価ともに落ち込む中、米の消費拡大に結びつけようと検討。その中で、老若男女問わずおいしく食べることができ、日持ちもする「フライドライス」を販売することに至った。
販売を行うフライドライスは、大北地域産の玄米を使用。内容量は100g。4月からの販売に向けて計780袋（内容量100g）を製造。味は全3種類で、塩を加えたしお味に、カレー粉を加えたカレー味、梅肉と赤しそを加えた梅味の3種類。特徴として、賞味期限は5年と長期保存がきくため、万一の時に非常食としても利用できる。
食べ方も様々で、そのままの状態で食べるほか、お湯を入れておこげ玄米にしたり、スープやヨーグルトなどに混ぜたりしても美味しくいただける。
商品の開発に行った同JA営農部では「コロナ禍で米需要が落ち込む中、米の消費拡大に向けた一歩。多くの人に手にしていただき、少しでも消費拡大に結びついていけばうれしい」としている。
商品は大町市常盤の同JA農産物直売所「ええっこの里」で販売している。値段は1袋350円。店舗での販売に続き、ネットショップ等での販売も予定している。