役職員一丸となり事業展開を JA大北第56回通常総代会

JA大北
総代会開催にあたりあいさつをする武井宏文組合長
総代会開催にあたりあいさつをする武井宏文組合長

JA大北は5月26日、大町市の同市文化会館で第56回通常総代会を開催した。今年も昨年に引き続き新型コロナウイルス感染拡大防止のため、各総代に書面議決の行使を呼びかけ、3密を避けての開催とし、出席総代数481名のうち本人出席は82名、書面出席は399名となった今総代会では令和2年度事業報告、令和3年度事業計画、定款の変更など全6議案を審議し、全議案が可決された。
総代会の開催にあたり武井宏文組合長は「令和2年度は新型コロナウイルス感染拡大による米消費の減退や体験型修学旅行誘致を中心とした観光事業への影響、異常気象による農産物栽培への影響などもあり、JAや農業を取り巻く環境は大変厳しい1年となった。しかしそのような状況下でも米の概算金はもととなる概算金額に同JA独自の概算金も上乗せした金額で概算金とし、最低限の引き下げにとどめ、農家所得の維持に努めた。また、令和2年度より進めている事業施設再編についても、永年ご愛顧いただいたときわ生活店舗や美麻生活資材店舗、松川給油所の閉店を行ったが、美麻地区への移動購買車の運行や常盤地区へのAコープ店開店など、組合員の皆さまになるべく負担がないように努めた。そして今年度より組合員応援事業として組合員メリット創出を図るべく新たな取り組みも行っているので、改めてご利用をお願いしたい。今年度は長期構想・(2019~2021)3カ年計画の最終年度として、計画達成に向けた事業展開に役職員一丸となり取り組んでいく」とあいさつ。
会では令和2年度事業報告や令和3年度事業計画、令和4年度を目途とした事業施設再編に伴う事業所名称変更に関わる定款の変更など6議案が上程され、全て可決された。また、特別決議である「不断の自己改革」取り組み宣言と食料安全保障の確立に向けた緊急決議についても満場一致で可決された。
また、合わせて総代会の席上で優良組合員表彰・定年退職職員感謝状贈呈も行われ、長年にわたりJA事業に貢献された方々に表彰状・感謝状が授与された。

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