JA信州諏訪の子会社「あぐりクリエイト信州諏訪」の田植えが5月15日、始まった。同社員と委託生産者、JA職員が、25日までに富士見町内の水田102枚(22ヘクタール分)を植え付ける予定だ。
19日は、12人が作業にあたった。発進時の自動操舵などの先進的機能を搭載した田植え機(8条植え)を稼働させ、効率的に進めた。皆で、軽トラックに積み込んだ育苗箱を畦まで運び入れ、手際よく田植え機に補充。約20アールの水田を20分ほどで仕上げた。
毎年、農家に寄り添える職員の育成と不祥事未然防止のための連続職場離脱を目的にJAが取り組んでいる農業体験として、金融部の職員2人も参加。苗運びや周辺の草刈りなどを行い、普段とは違う仕事を体験した。諏訪支所金融渉外係の清水建伸さん(30)は「デスクワークが多いので、こういう機会は貴重。食と農を守るJA職員として、しっかりと取組みたい」。茅野南部支所金融渉外係の北原裕隆さん(31)は「農家の皆さんの苦労を少しでも知り、今後の仕事に役立てたい」と話していた。
収穫は9月下旬から10月上旬の予定。