JAあづみは27日、安曇野スイス村サンモリッツで第56回通常総代会を開催した。新型コロナウイルス感染拡大防止のため昨年度に引き続き書面での議決権行使を呼び掛ける中、総代504人(本人36人)が出席。
冒頭のあいさつで千國茂代表理事組合長は「今年度は『2019-2021JAあづみ3カ年計画』の総仕上げの年となる。生産者との対話活動を基調に目標の必達を目指すとともに次なる3カ年に向けて新たな基盤づくりを図っていく」と決意を述べた。
議長には小林幸岐人さん(有明)を選任。役員の選任や令和3年度事業計画など8つの議案はすべて原案どおり可決した他、「JAあづみ不断の自己改革取組宣言」に関わる特別議決を提案し、満場一致で可決した。
令和2年度は引き続き「生産販売高90億円への再挑戦」を旗印に掲げ「農業者の所得増大」「農業生産の拡大」に向け精力的に取り組んできた。管内の多くの生産者が農産物を出荷する大型農産物直売所「安曇野スイス村ハイジの里」はオープン5年目を迎え、「近くで安全・安心な農産物が買える」直売所としてのニーズが高まり年間総取扱高は初めて6億円を突破し農家手取りの確保に貢献。
令和3年度はJAあづみ3カ年計画の総仕上げの年。「農業者の所得増大」「農業生産の拡大」に向け、販売力強化を主眼とした販売体制の構築と営農指導体制の連携強化を重点項目として取り組む方針を確認した。
28日の理事会と監事会では、組合長をはじめ新常勤役付き役員を選任した。新執行体制は次の通りで、千國茂組合長は4期目となる。▽組合長=千國茂(69)▽専務理事=宮澤清(63)▽常務理事=二村恵(64)、丸山一友(60)▽代表監事=丸山隆也(65)▽副代表監事=青木充夫(62)▽常勤監事=鰐川久史(59)