裸足で泥を感じて 丸山小5年生が田植え

JAみなみ信州
ひとつずつ丁寧に田植えをする児童たち
ひとつずつ丁寧に田植えをする児童たち

飯田市今宮町の丸山小学校は20日、同校構内にある田んぼで5年生78人が田植えを行った。
同校では毎年5年生が米作りを行っており、他地区では生産者の協力を得ているところが多い中、同校は日頃の田んぼの管理を先生と児童が行っている。
この日は同市内の地元生産者が育苗した飯田下伊那特産の「天竜乙女」の苗を用意し、JAみなみ信州上郷支所営農課の小池洋司課長とJA営農部の伊藤昭成主任が田植えの仕方や注意点を説明した。
児童らは2チームに分かれて田んぼに入り、田んぼの中心で向かいあって並び苗を植え、裸足で泥を感じながら楽しんで作業した。作業後、児童は「おいしいお米がとれるように心を込めて植えた」「手植えの大変さがわかった」など口々に感想を話した。
学年主任の伊藤和也教諭は「泥に触れる機会が少なく、裸足で田んぼに入るだけでも子供たちにとって特別な経験です。田植えや稲刈りの際にはJAの方に指導いただけるので有難い。良いお米がとれるよう子供たちと一緒に田んぼの管理を頑張りたい」と話した。
指導した伊藤主任は「毎年賑やかに田植えをしてもらっている。丸山小学校は構内に田んぼがあるのでより身近に感じてもらえる環境なので、お米作りが子供たちの心に残ったらうれしい」と話した。
同校では収穫を10月に予定し、収穫後はコロナ感染症の様子を見ながら収穫祭を行うか、昨年同様野外で飯盒炊爨をして楽しむことなどを検討していく。

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