JA上伊那管内3ヶ所の水稲育苗センターでは4月10日から水稲育苗作業が始まり、上伊那全体で育苗箱約24万枚の播種作業が5月上旬まで行われた。
箕輪町にある北部水稲育苗センターでは「コシヒカリ」を中心に、「あきたこまち」、「もちひかり」の3品種を播種、育苗。播種作業は全部で約9万3,000枚、1日に平均6,500枚の播種作業が行われた。育苗箱に専用のマットを敷き、種もみを播いて均等に土をかぶせた後、出芽室で3日間管理。4日後、出芽した苗はJA上伊那が委託した個人農家や営農組織のハウスに引き渡され、各施設で完成苗へと育てられる。完成苗の引き渡しは5月10日から始まり、5月下旬まで続く予定だ。
同センター責任者の桑澤慎太郎さんは「同じ品質の苗に育てるために、状況にあわせた細やかな管理を心がけている。農家の皆さんに喜んでいただける良い苗になるよう頑張ります」と話した。