JAあづみ青壮年部・女性部、農政協議会、コープながのが協力し展開する「ふれあい農園」が5月8日、開園した。昨年は新型コロナウイルス感染症の影響で、初めて中止となったことから開園は1年ぶり。
安曇野市堀金烏川の約30アールの畑を活用し、11月まで隔週土曜日に活動する。
生産者と参加者が収穫の喜びと農業の楽しさ、苦労を分かち合うことが目的で開園27周年を迎えた。今年は新型コロナウイルス感染拡大防止のため、参加人数を制限しての開催となったが10家族、29人が参加した。
同日、畑でオリエンテーションを実施。総務開発事業部総務課矢ノ口仁次長は「生産者である青壮年部や女性部の皆さんと一緒に野菜を育て、食の大切さや農業の楽しさなどを学んでほしい。どんな作業もみんなでやれば楽しい時間になる」とあいさつした。
オリエンテーション後、参加者はピーマンやナス、レタス、カボチャなど15品目ほどの苗を植え、大葉やモロヘイヤなどの種を丁寧に撒いていった。
同農園は、ほとんど農薬を使わず育てるのが特徴。参加者で草取り作業を行うなど安全・安心な野菜作りにこだわっている。年間を通して40品目以上を育てる。
中村慶介青壮年部長は「栽培を通じて、農業の楽しさや育てることの大変さを学んでもらえれば嬉しい」と話した。
参加者は「子供たちに、普段食べているものがどのように育まれているか伝えたくて参加した。楽しみながら、上手に苗を植えていた。収穫までしっかり育てたい」と嬉しそうに話していた。
8月には、同園で取れた野菜を使ってバーベキューなどの交流会を行う予定だ。