植えなければ始まらない!孔雀草10万本出荷をめざそう

JAグリーン長野
挿し芽・株分け方法を説明する長野農業農村支援センター担当
挿し芽・株分け方法を説明する長野農業農村支援センター担当

JAグリーン長野花き部会 孔雀草専門部は、2021年度、10万本出荷に向けて、苗づくりと定植後の管理講習会を4月30日、長野市篠ノ井のほ場で開催した。5月の苗の定植に向けて、挿し芽や株分けの方法・注意点を確認するとともに、9月・10月の出荷へ、逆算して摘芯作業を進めていけるよう、JA営農技術員と長野農業農村支援センター技術担当が、作業方法・時期を説明した。
今年は、講習会前の降雨から、株の生育は順調。挿し芽で増やす場合の方法と株分けによる方法を比較し、両方の作業の注意点を農村支援センター技術担当が説明し、あわせて定植方法、土壌の管理、病害虫防除も説明した。
JA営農技術員は、昨年の出荷販売状況を説明。昨年は8万本を出荷し、需要も拡大しているが、生育期の長雨などで葉の黄化など品質低下による販売ロスも発生したことを振り返り、適期の管理や、各種品種を組み合わせることによる出荷リレーと安定単価が続いているので生産量の増大を呼びかけた。また、一部品種では、2か月ほど早く出荷することが可能な据え置き栽培方法も取り入れられていることも説明。「出荷量を増やすにも、まずは苗株を植えないことには始まらないので、ぜひ植えてもらいたい」と呼びかけ、「主力のコギク(7~8月出荷)から孔雀草へ、ぜひ品目リレーして年間を通じて花を生産出荷して頂きたい」と話した。
孔雀草は、生産者間で苗を融通することで生産拡大を図れることも含め、JAでは、引き続き、花き部会員を中心に生産拡大を呼びかけていく考えだ。

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