JAグリーン長野女性部「ソーイングクラブ」は4月29日・30日、長野市篠ノ井の篠ノ井東支所旧生活店舗で、作品展示を行った。会員やその友人・知人を対象に初企画。会員力作の衣服60点以上を並べ、会場を訪れた会員らが、互いの作品を見たり、服を体にあてがったりしながら情報共有・評価をしあった。
クラブは、元女性部長の宮本良枝さんを講師に、女性部員23人がニット生地を使って、それぞれの嗜好に沿った洋服を作りながら、技術を磨いている。活動開始から今年で8年、篠ノ井総支部東福寺支部内で始まり、参加者は同部全域に広がっている。毎年1月に開催する「JA女性部大会」では、作った作品を身に纏い、軽快な音楽を流しながら会場を歩く「ファッションショー」を開き、成果を発表、部員からも好評を博している。月2回全員が集まって製作に励んでいたが、新型コロナウイルスに伴い、密を避けるため、現在は4人1組で活動時間をずらして、それぞれに製作進行。また、ファッションショーも中止となり、会員間の情報・交流がほぼなかった。
これらも含め、会員同士の交流や成果の披露、また、会員のさらなる製作意欲の向上をめざして、宮本さんが作品展を企画。一人1点から数点、作った服を飾るほか、来場するときには作った服を着て来場するなど「ファッションショー」も兼ねた。29日には、15人が来場し、製作の裏話や今後の製作に向けた情報収集など会話に花を咲かせた。会員は「久々に会う方もいて、みなさんの作品を見れて嬉しい。もっといろいろな服を作って楽しみたい」と話した。宮本良枝さんは「女性部大会でのファッションショーの時には1着しか見てもらえないけど、ここではいろいろ見てもらえるし、同じ趣味を持った仲間同士が話せるのでいい刺激になる」と話し、初企画に手ごたえを感じていた。
同クラブでは、引き続き、コロナ対策をしながら活動を継続する予定。また、女性部員から参加希望者も随時受け入れる考えだ。