地域住民に向けてインストラクター講習開催 介護予防体操体操の更なる普及に向けて 大町市南部包括支援センター

JA大北
センター職員より踊りを教わる地域住民ら
センター職員より踊りを教わる地域住民ら

JA大北が大町市から業務を受託して運営する同市南部地域包括支援センターは、2019年10月に同支援センターの職員により発足した「スマイルダンサーズ」による介護予防体操「信州そば切り音頭~骨こつ南部包括バージョン~」の地域への更なる普及を図るため、4月15日、16日、23日の3日間、そば切り音頭インストラクター講習会を同市ふれあいプラザで開催した。講習会には多くの地域住民らが参加し、そば切り音頭を習得していた。
「信州そば切り音頭~骨こつ南部包括バージョン~」は、介護予防体操として、「信州そば切り音頭」(浅野たくみさん作詞、吉良健一朗さん作曲)をアレンジしたもの。コロナ禍で自粛傾向が続く中で、各家庭で踊り、少しでも体を動かしてほしいという思いから、第一弾として昨年5月に動画投稿サイト「ユーチューブ」に踊りをアップロード。その後も地域一体となって、地域に笑顔を取り戻そうと、「絆づくりプロジェクト」として、地域のサロンや体操教室などと協力し、みんなでそば切り音頭を踊った動画も投稿した。
今回のインストラクター講習は、今まで同センターの職員が中心となり、普及活動を行ってきたが、センター内の他の業務との兼ね合いや担当区域が限定されることなどの課題もあるなかで、インストラクターという形で、今度は地域の住民が主体となり、踊りを普及させていこうと提案があったのがきっかけ。同市内全域を対象に参加者を募り、開催に至った。
講習会では同センターの職員を講師に、踊りの要所を確認。各要所を確認した後、実際に音楽を流しながら、最初から最後までとおして踊った。そして講習会終了後には、職員から参加者にそば切り音頭インストラクターとしての認定証が手渡された。講習会に参加した住民らは「引き続き踊りの練習をし、インストラクターとしてに踊りを広めていければ」と話していた。
講習会を開催した同センターでは「地域の支え合い体制整備として、地域の生活を支援する担い手の養成も必要となってくる。インストラクターという形で地域に協力をいただきながら、地域の皆さんが主体となり、踊りを普及し、地域の活性化にもつながっていけば」をしている。
同センターでは今後も定期的に活動を行っていくとしており、平日に参加できないという方に向けて、今回と同様の講習会を5月8日にも予定している。

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