特殊詐欺を未然に防止、伊那署から感謝状

JA上伊那
感謝状を受け取った小松さん(左2人目)と池田さん(中央)ら
感謝状を受け取った小松さん(左2人目)と池田さん(中央)ら

JA上伊那西箕輪支所と同支所管内に住む小松茂成さん(68)に4月20日、伊那警察署の土屋秀夫署長から女性への特殊詐欺被害を防いだとして感謝状が贈られた。
3月19日に小松さんがATMを利用しようと同支所を訪れたところ、女性が通話をしながら慌てた様子でATMを操作していた。不審に感じた小松さんは金融窓口担当の池田美緒さんに伝え、池田さんが女性に事情を確認。上席の岩下勉次長に報告した。岩下次長が落ち着きを取り戻した女性から話を聞くと、市役所職員を名乗る相手から「未請求の還付金がある。手続きが必要だ」との連絡があり、「指示を受けながら操作していた」などの話があったことから、特殊詐欺を疑い、本人から同意を得て同署に通報した。
小松さんは「身近で起こるなんて驚いたが女性が被害に遭わなくてよかった。これからも怪しい場面に遭遇したときは積極的に声を掛けていきたい」と決意。岩下次長は「地域密着型の組織として、お客様との関係を大事にしながら詐欺被害防止に注視していきたい」と話した。

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