JAあづみアスパラガス部会は21日、安曇野市堀金のそ菜特産流通センターでアスパラガス出荷目ぞろい会を開いた。部会員やJA職員約20人が参加し、出荷規格や等級、荷造り上の注意点、等級落ち要因などを確認した。アスパラガスは爪でも傷がつきやすく、等級落ちの原因になるため、出荷には慎重な作業が求められる。
JA穂高地域営農センターの太田駿作営農指導員は「規格基準の長さを越えると出荷スチロールに入れた時に、一番重要な穂先が折れてしまうため注意して欲しい」と呼び掛けるとともに「量目不足はクレームや等級落ちになることから、余目を忘れないで欲しい」と要望した。
アスパラガスの栽培を始めて24年目になる那須野雅誉さん(84)は「例年よりも生育が早く、霜の被害が心配だった。被害は少なく順調ではないか。安心、安全なアスパラガスをお多くの消費者の方々に食べてもらいたい」と意気込んだ。
令和3年度の販売計画は3084万円。30万8400束(1束150g~100g)の出荷を見込んでおり主に首都圏、中京、関西方面に出荷する予定。5月上旬頃に出荷ピークを迎え、出荷作業は9月下旬まで続く。